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都城市でヒートショックが発生。孤独死現場を清掃するテクニックとは?

床に付着しております。
長期間放置され体液がこびり付き、固まっています。
簡易清掃は無料です。
ヘラを使い、根気良く削り落とします。
簡易清掃でもピカピカになります。
体液を隅々まで除去後、殺菌消臭しました。

「お父様がお亡くなりになりました」

警察の方からかかってきた電話に、私の頭は真っ白になりました。

数年前に母が他界し、一人暮らしをしていた父親は入浴中にヒートショックを起こし浴槽内でそのまま死亡してしまいました。

異臭がしているということで、近所の方からの通報があって大家さんと警察が部屋に突入し、死後1週間ほど経った父を発見したそうです。

ヒートショックというのは急激な温度変化に体が対応できず、血圧が急激に上下することで心臓や血管の疾患が起こることを言い、父も高齢だったため仕方がない事故と断定されました。

それ自体は高齢だからこそ仕方がないことと納得はできたのですが、大変なのはそれからです。

当然父の葬儀や死後の後片付けをしなければいけなかったのですが、同時に父のが亡くなったことで汚れてしまった浴室を元の状態に戻さなければいけません

もちろん、素人の私ができるわけもなく…。インターネットで必死に業者を探していた時にリスクベネフィット様を見つけ、すぐに連絡することに。

浴槽で亡くなった場合の特殊清掃は特殊清掃業の中でも特に過酷な現場らしいのですが、すぐに対応してくださり、出して頂いた見積もりも良心的だったため、すぐにお願いしました。

 

浴槽死の特殊清掃テクニック

近年非常に【浴槽死】が増えているそうです。

浴槽死の特殊清掃は1,2を争う程過酷な現場だからこそ、特殊清掃業と名乗っている業者は数多くありますが、実際に浴槽死の孤独死現場を経験している会社は何社あるのか…。

今回特殊清掃を請け負ってくれたリスクベネフィット様でも100件に1件程度の頻度のため、ほとんどの会社がまだ経験不足の孤独死清掃ジャンルだそうです。

それでは実際にどのように清掃を行っていただけたのかを紹介します。

①汚物の除去

まず浴槽には体液と、人間の肉片が溜まっているのでこれらの除去から入るそうです。

浴槽を傷つけないように配慮して、柔らかい「へら」を用いてケレン作業を行ってくださいます。

浴槽内は狭く、たった1人での作業になるので、これがかなり精神的に辛いそうです。

しかし、そんな素振りは全く見せずにテキパキ作業してくださいました。

②浴槽の除菌

汚染物の除去が完了したら、次は浴槽の除菌作業を行っていただきます

除菌作業まで施工する特殊清掃会社は日本国内にほとんど無いそうです。

しかし、今回ご依頼したリスクベネフィット様はしっかりと除菌作業まで行ってくださいました。

除菌作業では浴槽死専門の洗浄剤【ポコ】を使用するそう。

ポコはノーリングのピンのような形をしており、清掃済みの浴槽内に水を張りポコを投入!

ポコと追い炊き機能を使い配管までしっかりと掃除を行い、雑菌の元になるぬめり菌の除去と大腸菌の除去などを行ってくださいます。

リスクベネフィット様は見た目だけでなく、実際に使用できる所まで復元してこその特殊清掃業をモットーに見えない所隅々まで清掃をされています。

この作業で大体10時間前後かかります。

 

③水質検査を行い作業完了

今回は清掃後、大家さんに部屋をお返ししないと行けなかったので水質検査も併せて行ってもらいました。

最後に水質調査と浴室内の【オゾン燻蒸】を施していただき、基本的な作業は終了しました。

リスクベネフィット様では「脱臭マイスターの資格」を取得している、確かな知識と技術力で文句の無い清掃を提供してくださっています。

オゾン燻蒸を実施している間にサービスの簡易清掃を行っていただき、本当にこれで作業完了です。

 

リスクベネフィット様にご対応いただき、本当に助かりました!

本当にありがとうございました!!

  • 作業: 特殊清掃(浴槽死清掃)
  • 人数: 1人
  • 日数: 1日
  • 参考費用: 円(税込)