福岡市のアパートで孤独死清掃!死後1ヶ月で発見された部屋の状況とは?
- 玄関口で亡くなっていました。床・残置物にも汚染物が広範囲に渡ってしみ込んでいます。
- 玄関口だけでなく廊下にも点々と血液・体液が確認できます。
- 体液で汚染された残地物を袋に詰め除去します。
- 居室部屋のドアが開いていた為、臭いが充満!自社専用消臭剤ダンボを噴霧します。
- 自社消毒剤RB酸水を散布して、オゾン発生機を設置、オゾントリートメントショック法を用いて高濃度殺菌消毒・消臭を施しました。
- 作業完了です!痕跡が全く分からないですね。原状回復できました。
- 作業: 特殊清掃(悩むなパック)
- 人数: 2人
- 日数: 1日
- 参考費用: 86663円(税込)
離れて暮らす母が変わり果てた姿に。
発見時には亡くなってから1か月が経過していた…。
先週、九州で暮らす母が亡くなったと私のところに連絡がきました。
母は病気のため、自宅玄関口で亡くなっていたそうで、臭気を不審に思った近所の方が通報してくれたそうです。
一番驚いたのが、見つかったとき、母は死後1か月が経過していたこと。
死後、1ヶ月で発見された部屋の状況とは?
アパートに一人暮らしですから、仕方のないことかもしれません。
しかし、それだけの期間放置されていたのですから、当然遺体の状況は酷いものになっていました。
玄関は床だけでなく、近くの家財道具にも体液、血液などの汚染物が。
母は、家の中で具合が悪くなり、助けを呼びに外へ出ようとした様子で、血液の跡が続いていました。
さらに、居間へのドアが開きっぱなしになっていたため、部屋中思わず鼻を覆いたくなるような異臭に覆われています。
賃貸アパートなので、部屋をこのままにしておくわけにはいきません。私は特殊清掃をお願いできる業者を探すことにしました。
しかし、母の火葬や葬儀のため、私にもあまり金銭的な余裕がありません。
そこで、遺品整理などは時間があるとき、思い出をかみしめながら自分自身の手で行うことにして、とりあえず室内に入れるようにするだけの清掃を依頼することに。
部屋の清掃にかかった費用
インターネットで様々な業者を検索したところ、「ここなら」と思える会社としてリスクベネフィット様を見つけました。
見積もりのとき、あまりお金をかけられないと相談したところ、リスクベネフィット様からは孤独死パックを提案していただきました。
孤独死パックなら、汚染物除去・消毒・消臭がセットになって86,663円で作業できます。
これだけやってもらって10万円以下とは非常に助かりました。
部屋の清掃方法について
費用が安く済むのは良いとして、問題は死後1か月が経過した部屋の清掃・消臭がきちんと行えるかということも気になっていました。
リスクベネフィットさんには以下のような清掃をしていただきました。
①初期消毒・消臭
作業を開始する前に、作業員の方がリスクベネフィット様オリジナルの消毒剤「RB酸水」を散布。
さらにオゾン発生機「パンサー」を使用したオゾンガスによるW除菌。
1か月が経過した部屋では、体液などにもウイルスや雑菌が繁殖していることがあり、きちんと殺菌することでスタッフへの感染症等の健康被害のリスクを最小限にできるそうです。
②体液の清掃作業
続いて、専用の体液洗浄剤「タロウ」を使用して数回にわたって拭き上げ作業を実施していただきました。
綺麗に落とさないと滑ってしまって危険ですし、臭いも残ることに。
しかし、汚染物は人間の体から出る脂ですから、そう簡単には落ちません。まして、1か月も時間が経っています。
スタッフの方が何度も何度も丁寧に拭き取り作業をされていたのが印象的でした。
廊下の血液も専用薬剤を使って拭き取ってもらい、体液等が付着した玄関周辺の靴やスリッパ、衣類などについてはビニール袋に密封し、処分していただきました。
③消毒・消臭作業
最後は室内全体の消毒・消臭作業です。
もう一度、RB酸水を散布。そして、オゾン発生機を使ったオゾン燻煙を行っていただきました。
オゾンショックトリートメント法を用いた全室の高濃度殺菌消毒・消臭により、1か月以上にわたって充満していた臭いもきれいさっぱり。
最初は、本当に元通りにできるのだろうかと心配でしたが、玄関も廊下もピカピカになり、異臭も消えて、とても驚いています。
このたびは、本当にありがとうございました。